フィブリノゲンについて
フィブリノゲンというのは、血液が固まって凝血塊ができたときの主成分のもとになるタンパク質だそうです。
日本語では、繊維素原というそうです。
① 損傷した部分の血管が収縮するとともに、血小板が集まってくるそうです。
② 血小板が凝集して、応急処置的に血栓をつくるそうです。これを一次止血というそうです。
③ 血漿中の血液凝固因子が順次活性化され、フィブリンが損傷部分を覆うそうです。これを二次止血というそうです。
フィブリノゲンは、とりあえずの止血である一次止血の中心反応である血小板凝集反応でも重要な役割を果たしているそうです。
血小板は活性化に伴ってフィブリノゲンを結合できるようになるそうです。
これを橋渡しとして血小板が凝集するそうです。
フィブリノゲンは血液が固まる際に、とても重要なタンパク質といえるそうです。
フィブリノゲンは血液の凝固反応に必須のタンパク質で、止血能のスクリーニング検査として測定されているそうです。
肝臓で産生されるので、肝障害が進行すると、フィブリノゲン値は低下するそうです。
さらに肝臓で正常に産生されていたとしても、次から次へと消費されるような状況では低値になることがあるそうです。
血管の中で血栓が多発する播種性血管内凝固症候群などがその典型例だそうです。
いっぽうで、フィブリノゲンは、からだに炎症などがある場合は、それに反応して産生が高まる急性期相タンパク質で、さまざまな病態で高値となるそうです。
フィブリノゲンの基準値は186〜355mg/dlだそうです。
基準値をはずれたときのおもな病気として低値だと重症の肝疾患、播種性血管内凝固症候群、無フィブリノゲン血症、異常フィブリノゲン血症、薬剤の影響などがあるそうです。