ママさんパパさんのための健康診断予備知識

これからの家族の健康が気になるなら、健康診断について知ってみては?

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コンポタママ

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家族は働き盛りな夫と、育ち盛りな息子と娘。好きな食べ物はコーンポタージュスープ。どうやったら子供がお野菜を食べてくれるか試行錯誤するのが最近の楽しみ。

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細胞診

細胞診は、身体の中から剥がれ落ちた細胞を顕微鏡で観察する事から始まりました。これを剥離細胞診と言います。痰と尿が代表的だと言えるでしょう。その次に、普段は細胞があまり剥がれ落ちる事のない所でも、見える所は綿棒などでこすり取るという方法が考え出されました。これが擦過細胞診です。代表的なもので言えば、婦人科検診での子宮頸部の検査がこれにあたります。細胞診は患者さんへの負担が少ない検査で、症状の少ない人でも病気の早期発見の為スクリーニング検査として用いられています。また、肉眼では見えない部位の細胞診を行う為に、血液検査のように注射針を刺すことで細胞を吸引するという方法もあります。穿刺吸引細胞診と言います。針を刺すと痛いし血も出ますので、他の細胞診よりも患者さんの負担は増え、それほど簡単には行えません。しかし、メスを入れて切開する事に比べれば傷も小さく負担は多少なりと減ります。甲状腺がんと乳がんの検査がその代表例だと言えます。その他にも液状化細胞診がありますが、これは細胞を採取した後の処理方法の違いで、検体の手技そのものは変わりません。前述したいずれの方法も、目的の場所から十分な細胞が採取できていれば、生検に劣らないだけの正確さで良性なのか悪性なのか、はたまたがんの種類も診断が可能なのです。とはいえ、それでも生検よりは得られる情報が少ないというデメリットも存在します。その分診断が難しくなるとも言えます。細胞が十分に採れず、診断不可能な検体も少なくないのです。得られた細胞も形が崩れたり壊れたりしてしまうと判定は難しい場合があります。つまり、細胞診の診断は検体が適切か不適切かをまずあらわします。適切な場合には、異常な細胞の有無・悪性であるか否か、これらのどれに相当するのかを報告するというのが基本となってきます。この際にがんの種類などが分かる場合には報告に加えられます。なお、細胞は炎症などの刺激によっても異常な形に見えるという大きな問題があります。この判定に関しては、生検などで細胞の周りの状況を確認することが大切です。ですから、本検査の結果での「悪性」は「悪性とされるものと同じくらいの異常がみられる」と考えて頂くのが良いかもしれません。

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