脳卒中
脳卒中には脳梗塞と脳出血がある。近年では若くして発症するケースもそう少なくはなく、頭痛・吐き気・めまい・意識障害・半身まひなどの症状を起こし、最悪の場合だと急に意識を失いそのまま死に至ってしまうこともある病気である。例えば食事中に箸を取り落としてしまったり、一時的に目が見えなくなってしまったり、言葉がパッと出てこない、半身まひなどの自覚症状が現れた際には、脳卒中が疑われる。
大切な命だ。「まだ自分は大丈夫だろう」「今忙しいから」などと思わずに、可及的速やかに専門医を受診することをおすすめする。
では脳卒中で行われる緊急検査とはどのようなものだろうか。まず、CTやMRIなどを用いて脳内を映し出す検査を行う。この脳内をスキャンした際に脳腫瘍が発見された場合には、呼吸麻痺などを引き起こすリスクがある為、さらなる緊急検査が必要となり、眼底検査・画像診断などをもとに脳と血管の状態を診て経過を観察していく。
この脳卒中という病気も併せて注意するべき症状がいくつか挙げられる。高血圧・脂質異常症・糖尿病には注意する必要がある。経過観察時には動脈硬化の進行がないか否かも検査し、気を配っておくことが重要である。