糖尿病予防には日本食が効く
国立長寿医療センターなどの研究によって日本食が認知症や糖尿病の発症を抑えると分かりました。研究では日本食などの食事内容と認知症の発生を調べる中で、認知症を発症しない人は発症した人に比べて日本食を多く摂取していることを明らかにしています。日本食は魚介類、大豆、きのこ類を多く摂取することができます。魚介類には良質なタンパク質が含まれており、きのこ類には食物繊維が豊富に含まれていることなどから腸内環境を良好に保つことが認知症予防になっていると実証されています。また、漬物や海藻、緑茶などは日本人の循環器疾患や心臓病リスクの低下にも役立つといわれています。従って、日本食は低カロリーで豊富な栄養素が摂取できるため、認知症だけでなく糖尿病患者に見られる血糖コントロールの上昇や肥満改善につながる食事療法としても推奨されています。