ママさんパパさんのための健康診断予備知識

これからの家族の健康が気になるなら、健康診断について知ってみては?

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コンポタママ

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家族は働き盛りな夫と、育ち盛りな息子と娘。好きな食べ物はコーンポタージュスープ。どうやったら子供がお野菜を食べてくれるか試行錯誤するのが最近の楽しみ。

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髄膜炎

髄膜炎というのは、通常脳を覆う膜の感染症を意味しています。脳卒中と並んで、救急対応が必要な神経系の病気に代表されるています。原因は、細菌や結核菌・真菌・ウイルス等の病原体であり、その種類も様々です。ここでは細菌性髄膜炎(化膿性髄膜炎とも呼ぶ)について解説しようと思います。細菌性髄膜炎というのは、原因となる細菌の種類(起炎菌)が年齢によって異なるというのが特徴です。耐性菌(抗菌薬が効いていない菌の事)の増加が問題となっている一方で、予防の為のワクチンの導入・普及が進められています。特に小児ではヘモフィルスインフルエンザ菌B型(Hib)による髄膜炎が大幅に減少する等、成果を上げつつあると言えます。症状としては、発熱・嘔吐・悪心・嘔吐などがあげられます。首の後ろが突っ張り、曲げにくくなる(項部硬直)など、髄膜刺激徴候と呼ばれる状態を診察で確認します。病気が進行すると、意識障害やけいれん等の症状も出始めます。重症な例では、敗血症からのショック状態という事例が報告されています。ただし、小児(特に乳幼児や新生児)や高齢者では症状の目立たず、典型的でない場合があり注意が必要だと言えます。髄膜炎は、時間の単位で急速に進行する場合と数日かけて進行していく場合とがあります。致死率が小児だと5%以下・成人で約20%、後遺症は小児では約15%・成人では約30%と言われますが、起炎菌によって異なります。治療開始時に意識障害が強い場合は、予後不良の可能性が高くなります。これらの事より、可及的速やかに治療を始める必要があると言え、適切な抗菌薬を十分な量と期間点滴する事が重要となってきます。一部の場合を除いて、治療開始と共にステロイド剤を抗菌薬と併用していきます。起炎菌と薬剤感受性に応じて抗菌薬を修正し、髄液検査等で効果を確認しつつ、通常は大体1~3週間点滴となります。

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