早急に対処するべき狭心症の症状
まず1つ目に「症状がどんどん悪くなる安定労作性狭心症」、2つ目に「労作性狭心症が安静時であるのに、胸痛の症状が現れる」、3つ目「新規発症の狭心症(特に安静時胸痛)」、4つ目「冠攣縮性狭心症」、最後に「胸痛が15分以上持続する狭心症」です。最後に関しては、心筋梗塞の可能性が強く疑われます。いずれにしても、早急に医療機関を受診する必要があると言えます。治療については、狭窄の程度・年齢・合併症・本人の希望などを考慮して「薬・カテーテル治療・バイパス手術」のいずれかを選択します。カテーテル治療について、長期間の抗血小板薬を服用する必要がある為、他の手術や出血を伴う治療を要する際には止血に困るという事があります。冠攣縮性狭心症の場合だと、カルシウム拮抗薬と亜硝酸薬でコントロールをはかっていきます。発作を抑えつつ、冠動脈の危険因子をしっかり治療する事が大切です。 |