ママさんパパさんのための健康診断予備知識

これからの家族の健康が気になるなら、健康診断について知ってみては?

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コンポタママ

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家族は働き盛りな夫と、育ち盛りな息子と娘。好きな食べ物はコーンポタージュスープ。どうやったら子供がお野菜を食べてくれるか試行錯誤するのが最近の楽しみ。

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シンチグラフィー・SPECT・PET

核医学検査の種類として、シンチグラフィー・SPECT・PETがあげられます。今回は種別に検査内容や目的等をみていきたいと思います。まずシンチグラフィーから。シンチグラフィーには非常に多くの種類が存在します。半減期が短い核種を用いる場合には線量率が高くなる為、リアルタイムに薬剤の動きをみる動態検査を行う事も可能となります。代表的と言えるのは骨シンチグラフィーでしょうか。骨シンチグラフィーでは骨を作っている組織に集まる薬を用います。ほとんどの骨の疾患にこの薬は集まりますが、中でも最も多いのは悪性腫瘍が骨へと転移したケースです。とはいえ、骨髄炎・ストレス骨折・骨壊死などのその他の骨の病気に対する診断にも広く施行されている検査です。他にも、脳槽・甲状腺・肺・心臓・肝・骨髄・腎などの各臓器のシンチグラフィー、ガリウム・タリウム等の腫瘍シンチグラフィー、消化管の出血源を探す出血シンチグラフィーなどがあります。さて続いてSPECTです。SPECTは、X線CTやMRIのような断層像を作りだす、主に脳や心筋の検査に用いられているものです。脳血流SPECTならば、脳内の血液の分布を調べる事が出来ます。脳血管障害や脳腫瘍、てんかんの診断に使われます。また、心筋SPECTならば、心筋の血流分布を調べる事が可能な為、心筋の虚血が分かります。心筋梗塞や狭心症の診断に使われています。最後にPETです。PETでは、陽電子を放出する核種を含む薬剤を注射して検査を行っていきます。FDGーPETなら、各種組織の糖代謝を調べる事が可能です。一般的に、がんや炎症の有無を診断する際に用いられている検査です。FDGというのはブドウ糖に類似した構造を持つ薬剤になります。これを注射すると、体内でブドウ糖と似た動態を示します。そしてブドウ糖を多く消費する組織に集まります。一般的に悪性腫瘍・炎症というのはブドウ糖を多く消費するという特徴があります。従って、FDGはこれらの病変に集まり、そこから放射線を放出するという事になります。この事を利用する事によって、体外でその病変の位置を知る事が出来るというわけです。

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